オスグッド病のためのストレッチ

オスグッド予防改善ストレッチ

 

大腿四頭筋のストレッチはやってはいけない!

あまり知られていませんが、
一般的にオスグット病にもっともよいといわれている
大腿四頭筋(太ももの前)のストレッチは、
オスグットを悪化させる可能性の一番高いストレッチです。

大半の子供さんは、間違った情報をもとにストレッチをすることによって、
オスグットを悪化、慢性化させてしまっています。

では、どのようなストレッチが、
安全でオスグット病に効果があるのでしょうか。
ここでは、当院の見解によるおすすめのストレッチ法をお伝えいたします。

とても簡単で効果のある方法ですので、成長痛、
オスグット病の予防や改善に是非お役立てください。

いざ、ストレッチ

ストレッチを行う上で一番気をつけなければいけないことは”強さ”です。
ストレッチは痛いぐらいにやったほうが効くという考えにおちいりがちですが、

強すぎるストレッチはかえって筋肉を硬くし、
柔軟性をそこなってしまいます。

筋肉の中には、
”筋紡錘”という筋肉の伸びすぎを防ぐためのセンサーがあります。
無理にストレッチしすぎると、このセンサーが作動し、
筋肉を余計に硬くして逆効果になってしまいます。

ストレッチは、ゆっくりと深く呼吸をしながら、
無理をせずに気持ちいい程度にやってください。
筋肉を適度に伸ばすことはとても気持ちのいいものです。

では、さっそくはじめてみましょう

予防・改善ストレッチ その1 アキレス腱のストレッチ

オスグッド病の子供さんの身体をさわっていると
二足歩行で体を支えるための抗重力筋や、
足首の硬さがとても目立ちます。

前屈ができなかったり、いわゆるウンコ座りができない子供さんが非常に多いです。

足首はまずはじめに地面に接触する関節ですので
ここがやわらかいかどうかで他の関節に与える影響は大きいといえます。

それと同時に、太ももの裏の硬さもオスグッドの治りにくい原因になります。

写真のように伸ばしたい方の足をうしろにもっていき、
ゆっくりと呼吸をしながら、心地いい程度までのばしていきます。

このとき、反動をつける人が多いですが、
反動はつけずに、息をはきながら、
やさしくのばしてください。

予防・改善ストレッチ その2 お尻のストレッチ

脚同様、お尻(股関節)の硬さもオスグットには影響があります。
また、このストレッチには慢性的な腰痛にも効果があります。
寝る前、朝起きた時などにストレッチすることを習慣化しておくことも重要だと思います。

予防・改善ストレッチ その3 ハムストリングのストレッチ

太ももを緩めることで、間接的に大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)
をゆるめることができます。
また、この筋肉を柔らかくすることで
背中全体の筋肉に影響をあたえますので、姿勢の悪い子供さんにも有効です。

予防・改善ストレッチ その4  腰のストレッチ

膝と腰には密接な関係があります。
腰の筋肉をゆるめることで、骨盤が整い、
下半身全体を緩める効果があります。

やってはいけない!!大腿四頭筋のストレッチ

オスグット病の原因は大腿四頭筋の緊張によるものです。
しかし、直接この筋肉を伸ばすと悪化、慢性化する可能性が高いです。
痛んでいる患部をストレッチして伸ばすことによって、
体を患部を守ろうと防御反応を起こし、
患部付近がより緊張し動かさないように痛みを発するようになります。

ストレッチをする場合は、大腿四頭筋以外のストレッチを十分にして体を緩めていただければ、 
間接的に体全体がゆるんでいきます。

入浴の大切さ

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スグット病やシーバー病の子供さんを診るようになって、
気が付いたのですがオスグットで来院される子供さんの大半は、
しっかりと入浴する習慣がないということです。

シャワーのみであったり、
湯船につかる時間が5分以内という方は9割以上を占めています。

運動量が多く、冷たいものをよくのみ、
プレッシャーなども強い状況で、入浴もしていないのであれば、
体の緊張が緩まる時がありません。
翌日まで疲れを持ち越すことになり、結果として蓄積していってしまいます。

入浴には副交感神経を優位にする働きもありますので、
筋肉がゆるみ、回復力がたかまります。

運動量の多い子供さんは、
特に毎日長めに入浴するように心がけてください。
それだけで怪我の多い子は怪我がずっと少なくなり、
回復もはやくなります。